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またまた

2008年08月12日 22:10

突発で。
今日はヒカリとフワンテのお話。

ヨスガのふれあい広場。
心地好い風に誘われながらヒカリはフワンテと共に散歩に来ていた。
「如何?フワンテ。風が気持ち良いでしょ」
「ぷわ~」
フワンテは嬉しそうにヒカリに頬擦りした。
広場の中央には噴水が備え付けられ、ベンチで憩う事が出来る。
ヒカリはベンチに腰を下ろし、暫しの間、フワンテを自由にさせた。フワンテはふわふわ漂いながら噴水やヒカリの周囲を周っている。
広場の至る処に植えられている花が気持ちを穏やかにさせる。
ふと、足元を見ると枯れ掛けた花が一輪、目に留まった。

人知れず、枯れていく花。

「ぷわわ?」
顔を上げると、フワンテが不思議そうな顔でヒカリを覗き込んでいた。
再び、足元の花に眼を遣り、またフワンテを見た。
「……そう言えば、ポケモン図鑑にフワンテは子供をあの世に連れて行こうとするんだって、書いてあったね」
小首を傾げると、フワンテも真似をして小首を傾げる。手を伸ばすと、甘えるように頬を寄せてきた。

「ねえ、フワンテ」

独り言のように。

「もし私が死んじゃったら、フワンテが私をあの世に連れて行ってね?」

語り掛けるように。

「ぷわ~?」
フワンテは相変わらず不思議そうな顔でヒカリを見ている。
ヒカリはにこりと微笑んで軽く、フワンテにキスした。


足元の花は、既に萎れて草葉の陰に隠れてしまっていた。


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