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もう毎日じゃ無いんだけどね(笑

2008年09月01日 01:37

30日に書いておいたやつを完成させてお披露目してみる。

おめードロンするんじゃなかったのかよと言うツッコミはスルースルーv
こうやって現実逃避してないと精神的に持たないんだもん。

ポケモンで、シロヒカ……アレ?何かちょっと違うような(←


「そう言えばヒカリ、今はどんなポケモンを連れているのかしら…」
神話の本を読んでいたシロナはふと、そんな疑問を抱いた。
今判っているのはフワンテを手持ちに入れている事。よく外に出して(キスをしたりふれあい広場に散歩に行ったりと色々)戯れている。
他には……あれ?私、フワンテしか見た事無いわ、とシロナは気附く。フワンテ以外には一体誰を連れているのだろう。
ちらりとベッドの横に視線を遣ると、無造作に置かれたヒカリのバッグ。
今、ヒカリはフワンテを伴って外出中。恐らくふれあい広場にも足を運んでいるだろう。
「……少し覗くくらいなら……良いわよね…」
本に栞を挟んで卓袱台の上に置くと、バッグを開けて中を漁り始めた。
「えーっと…あ、此れね」
中から出てきたのはモンスターボールが6つ。うち1つはフワンテが外に出ているので空っぽになっている筈だ。
となると残りの5つだが……。
「ボールを開けて中のポケモンを出してしまえば手っ取り早いんだけど……」
然しそれで万が一巨大なポケモンでも居た場合、アパートが壊れてしまうかも知れない。何より、
「ヒカリのポケモン、何故かあたしに懐いてくれないのよね……」
あたしのポケモン達はあんなにヒカリに懐いているってのに。少し釈然としないものを感じながらも、改めてヒカリのモンスターボールを見ると1つだけ、他のと違うボールがあった。
「あ、此れ、スーパーボールだわ」
ノーマルのモンスターボールよりも捕獲性能がアップした青いモンスターボール。このボールを使ったと言う事はそれなりに捕獲し辛いポケモンだったのだろう。
「…どんなポケモンなのかしら」
好奇心に誘われるまま、シロナはそのモンスターボール──スーパーボールを開けると──


『ガギャァァァァァァァ!!』


「きゃーーーーー!」


「……あれ?」
「ぷわ?」
如何したの?と訊きたげな表情でヒカリの顔を覗き込むフワンテ。
「今、何か聞こえたような……」
ふれあい広場でのんびり散歩をして、ヒカリとフワンテはアパートへの帰り道を歩いていた。
「何だろう、厭な予感が……」
そう呟きながらアパートの方に目を遣ると、

『ガギャァァァァァァァ!!』

「パ、パルキア!?」
ヒカリは慌ててアパートに向かって走り出した。


アパートの周りはちょっとした騒ぎになっていた。
何しろ、巨大なポケモンがアパートの屋根を突き破って首を擡げて鳴いているのだから。
アパートのシロナの部屋の屋根を突き破り、パルキアが首をにょっきり出していた。
「何で?如何して!?」
パルキアは自分からモンスターボールから出る事は無い。そもそもパルキアを収めたボールはちゃんとバッグに仕舞って置いてあった筈。
パルキアは喉を鳴らしながらきょろきょろ辺りを見廻している。自分の置かれている状況に戸惑っている様子。然し、ヒカリを見附けると嬉しそうに「ガギャ!」と一声鳴き、翼を広げようと──
「わーーーー!駄目駄目!パルキア、ストップストップ!」
ヒカリは両手を振って走り寄りながら、パルキアに向かって叫んだ。パルキアは大人しくヒカリの指示に従う。大急ぎでアパートの階段を上り、
「シロナさんっ!」
と大声を張り上げながらシロナの部屋に乗り込んだ。
部屋の中は無残な事になっていた。
卓袱台はパルキアの重量で圧し潰れ、ベッドも今にも壊れそうな程湾曲している。そしてシロナは──
「し、シロナさん?シロナさんっ!?」
……パルキアの尻尾に上半身を圧し潰されていた。
「と、兎に角ボール、ボール……!」
ヒカリは四つん這いになりながらパルキアを収めていたボールを捜した。
「あ、あった……!」
ボールは潰れているシロナの横に転がっていた。ヒカリは急いでそれを拾い上げると、
「パルキア、戻って!」
とパルキアに向けて叫んだ。
光と共にパルキアの巨体がスーパーボールに収まる。
「ふぅ……良かった……シロナさんは……」
胸を撫で下ろしながらヒカリが振り向くと、シロナは床に突っ伏したまま、のびていた。


「……参ったわ」
シロナは頭を掻きながら大きく孔の開いた屋根を見上げて呟いた。
「……シロナさんが勝手に人のモンスターボールを漁るからでしょ」
唇を尖らせながらヒカリはじとーっとシロナを見た。
「ま、まぁそれはそれ、此れは此れよ」
やや引き攣った笑みを浮かべながらヒカリに応え、
「兎に角、此れは大家に怒られるわね……」
はぁ、と肩をがっくり落とすシロナ。
「自業自得だもん。ねー、フワンテー」
「ぷわー」
フワンテと顔を見合わせながら、一緒に可愛く小首を傾げた。
「……ヒカリ、貴女最近少し冷たくない?」
少し、淋しそうな表情を浮かべるシロナ。
「甘やかしてばかりじゃ駄目だって、……さん言ってたから」
「え?」
聴き取れなかった。
「誰に言われたって?」
「ふふふ、シロナさんなら判るでしょ!」
そう言うとヒカリはシロナの腕を取り、
「もう勝手に私のモンスターボール覗かないでよ?今度、パルキアの事紹介してあげるから!」
にっこり笑って、軽く唇を押し附けた。
シロナは複雑な気持ちになりながらも、さて、屋根の修理費を計算しないと、と頭の中をを切り替えた。
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