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お腹空いた~。

2008年10月01日 02:00

お腹が空いていると食べ物関係のお話を書きたくなりまね。

と言う訳で、オムライスを作って食べるお話。

本当はカレーが良かったんですけどね。
何時か書いてみたいです。
二人でカレーを作るお話(←需要あんのかい



「あー、お腹空いたわね」
伸びをしながら、疲れた首を廻した。首はごきりと鈍い音を立て、その酷使具合を訴えた。
シロナは自分が今迄に書いた、神話関係のレポートの編纂をしていた。
「そうだな、出前でピザでも取ろっか?」
隣で本を読んでいた少女にそう訊ねると、
「えー、駄目だよ出前なんて。栄養偏っちゃうよ」
尤もな反論をされた。
「でも何も無いわよ?」
買い物行ってないんだし、と附け加えると、
「ご飯ぐらいはまだ残ってるでしょ?」
と少女は本を置いて立ち上がり、台所に向かった。
「うん、確かまだ残っていた筈だけど」
応えながらシロナは編纂したレポートを見直すべく、軽く眼を通し始めた。
少女──ヒカリは冷蔵庫から卵を取り出すと、
「それじゃあ私が何か作ってあげる」
居間のシロナに向かって笑みを浮かべた。

卵とケチャップ。
そしてご飯。

今手元に有るのは此れだけ。
取り敢えずこれらの材料で作れる物は──


台所から空腹を刺激する香りが鼻腔を擽る。
匂いとフライパンで何かを炒めている音から想像して、恐らくご飯に何か味を附けて炒めているのだろう。
チャーハンでも作るのかしら、と口許を綻ばせながら、空腹を訴える腹の音を戒める。
元々、シロナは一つの事に夢中になると周りが殆ど見えなくなるタイプだった。特に神話の事となると。それだけ集中している、とも言えるのだが、ヒカリと一緒に過ごすようになってからはなるべくそうならないように気を附けていた。
然しこの時は空腹を紛らわせようとついつい集中してしまい──
「──さん、シロナさん」
「……あ、」
如何やら集中し過ぎていたようだ。
「もう、さっきから呼んでるのに。ほら、出来たよ」
そう言ってヒカリが差し出したのは──
「わ、オムライス?」
「うん」
ヒカリは得意気に微笑み、
「材料が無かったから、ご飯はケチャップで味を附けただけなんだけど」
その代わり卵に少しお砂糖を混ぜてみたの、と小首を傾げてみせる。
「シロナさん、研究とか調べ物で頭使ってるでしょ?」
そうやって、さり気無く気を遣ってくれる事が嬉しかった。
「そう……有難う、ヒカリ」
優しく頭を撫でてやると、ヒカリはえへへ、とこそばゆそうに笑った。
「それじゃあ頂こうかな」
シロナは箸を手に取り、オムライスを適当な大きさに切り分けてぱくりと一口。
「ん、美味しい」
シロナの綻んだ顔に釣られてヒカリも一口。
「ん~、」
咀嚼し、嚥下。中のご飯はケチャップだけの味附けだが、悪くは無い。卵はふんわりと思い通りに焼けた。砂糖を入れて甘味を含ませたのは正解だったようだ。ほんのりとした甘味が舌に心地好い。
「ねえ、ヒカリ」
ゆっくりと、味わうように咀嚼しながらシロナはヒカリに声を掛けた。
「何?」
「食事が済んだら、外に出よっか」
「レポートは良いの?」
「偶には外の空気が吸いたいし。散歩も悪く無いでしょ?」
それに、買い物も行かなきゃいけないんでしょ?シロナは少し茶目っ気を含んだ視線でヒカリの顔を覗き込んだ。
ヒカリはそんなシロナの言葉がとても嬉しくて、
「うん!」
と、満面の笑顔で応えた。





オムライスと言えばチキンライスですが、まぁ材料が無かったと言う事で。
卵にお砂糖入れると甘くて美味しいよね!むはむは。



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